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調査票の数字を出す

行政の調査票に答える|利用者の平均年齢・障害種別・区分の集計手順

制作・更新:株式会社ENWAVE監修:北村陽朗(株式会社ENWAVE 代表取締役/2017年から障害福祉事業所を運営)更新

事業所には、都道府県や国、市区町村から、利用者の年齢や障害種別、障害支援区分などを尋ねる調査票が届きます。回答の期限が短いことも多く、利用者の名簿を1人ずつ数え直すのは大きな負担です。この記事では、調査票でよく聞かれる項目と、数え間違いを防ぐための確認点、WelWorkで集計する手順を説明します。調査ごとに定義が異なるため、必ず調査票の記入要領と照らし合わせてください。

この記事で分かること

  • 調査票でよく聞かれる利用者の項目が分かる
  • 基準日・在籍・未設定の扱いを先に決める理由が分かる
  • WelWorkで集計して、足りない項目を入力する流れが分かる
WelWorkの実画面架空データによる表示例
WelWorkの調査票の集計。在籍利用者数、平均年齢、男女別の平均年齢、平均区分、男女比と年齢の分布

調査票の集計の画面(架空の利用者24人)。生年月日が未設定の1人は平均年齢の計算から外し、人数を分けて表示しています。

2026年9月21日時点の実装を、架空データで表示して撮影しています。 表示や操作できる内容は権限・提供条件により異なります。

画面を拡大する(別タブ)

調査票でよく聞かれる項目

調査の目的によって内容は異なりますが、利用者の年齢、性別、障害種別、障害支援区分、手帳の種類などは多くの調査票で聞かれます。平均の値だけでなく、年齢階層別の人数や、区分ごとの人数のように分布を聞かれることもよくあります。

就労系の事業所では、利用前の状況や一般就労へ移行した人数、居住の形態を聞かれることもあります。日頃から利用者の基本情報にこれらの項目を入れておくと、調査票が届いたときにすぐ答えられます。

調査票でよく聞かれる利用者の項目の例
項目聞かれ方の例もとになる情報
年齢平均年齢、年齢階層別の人数生年月日(基準日時点の満年齢)
性別男女別の人数、男女別の平均年齢性別
障害種別身体・知的・精神・発達などの人数障害種別(複数に当たる人は延べで数えることが多い)
障害支援区分区分ごとの人数、平均区分受給者証の区分
利用前の状況・進路利用前の所属、一般就労への移行人数利用開始時・退所時の記録

先に決める3つのこと:基準日・在籍・複数該当

数え始める前に、調査票の記入要領で「いつ時点の数か」「誰を数えるか」「複数に当たる人をどう数えるか」を確認します。たとえば年齢は、基準日の違いで1歳ずれることがあります。基準日が年度末なのか、調査日なのかで、平均年齢や年齢階層の人数が変わります。

在籍の数え方も調査によって違います。基準日に契約している人か、その月に利用した人かで対象が変わるため、記入要領の定義に合わせます。障害種別は、1人が複数に当たる場合に延べで数えるのか、主たる障害で1つに決めるのかを確認します。

  • 基準日(何年何月何日時点か)
  • 対象(在籍者か、期間中の利用者か)
  • 複数に当たる人の数え方(延べか、主たるものか)

「未設定」は0人と混ぜずに分けて数える

生年月日や障害支援区分が入っていない利用者がいるとき、その人を0歳や区分0として平均に入れてしまうと、数字が大きくずれます。平均は入っている人だけで計算し、「未設定 ○人」を分けて数えておくと、何を確認すれば答えられるかが分かります。

未設定の人数が多いときは、調査票に答える前に受給者証や利用契約の書類で確認して入力します。1人ずつ画面を開かずに、同じ項目をまとめて入力できるようにしておくと、確認の手間が減ります。

WelWorkで集計する手順

WelWorkでは、利用者一覧の「調査票の集計」を開くと、在籍している利用者から、平均年齢・男女別の平均年齢・年齢階層別の人数・男女比・障害種別・障害支援区分を集計します。基準日を指定すると、その日時点の満年齢で数えます。

入っていない項目は「未設定 ○人」と分けて表示されるので、「まとめて入力」から障害支援区分や手帳、障害種別などを続けて入力できます。集計の結果は調査票の下書きとして使い、提出前に記入要領の定義と照らし合わせて職員が確認してください。人数と平均だけを表示し、氏名は表示しません。

個人情報の扱いと、提出前の確認

調査票に書くのは人数や平均で、個人を特定できる情報は通常求められません。集計に使った名簿や、途中の計算表を共有するときは、事業所で決めた範囲を守ります。

提出前には、合計の人数が在籍者数と合っているか、未設定の人を除いた人数で平均を出しているか、基準日が記入要領と同じかを確認します。前回の調査で答えた数と大きく違う場合は、利用者の増減や定義の違いがないかを見直します。

実務で使う確認リスト

  • 基準日・対象・複数該当の数え方を記入要領で確認した
  • 未設定の項目を確認して入力した
  • 合計の人数が在籍者数と合っていることを確認した
  • 前回の回答と比べて、大きな違いの理由を確認した

よくある質問

調査票の平均年齢は、いつ時点の年齢で計算しますか?
調査票の記入要領に書かれた基準日時点の満年齢で計算します。基準日が書かれていない場合は、調査の実施元に確認すると安心です。基準日が違うと、平均年齢や年齢階層の人数がずれます。
障害種別が複数ある利用者は、どう数えますか?
延べで数えるのか、主たる障害で1つに決めるのかは調査によって異なります。WelWorkの集計は複数に当たる人を延べで数え、種別が入っている人数もあわせて表示します。記入要領の定義に合わせて使ってください。
障害支援区分が入っていない利用者がいると、平均区分はどうなりますか?
区分が入っている人だけで平均を出し、未設定の人数を別に表示します。未設定の人を0として平均に入れると数字がずれるため、受給者証で区分を確認してから入力してください。

この記事と画面について

WelWorkの実装を確認して編集しています。画面・記載例の人物や記録は架空で、利用実績や効果を示すものではありません。制度上の要件や手続きは、事業所に適用される指定権者の最新の案内をご確認ください。

この記事の監修

北村陽朗株式会社ENWAVE 代表取締役

2017年から障害福祉事業所を運営し、記録・会議・行政への提出物・人員配置の確認に追われてきた経験をもとに、WelWorkを開発しています。

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