本文へ移動

サビ管の配置を確認する

サービス管理責任者の配置要件|何人必要か、欠けたらどうなるか

制作・更新:株式会社ENWAVE監修:北村陽朗(株式会社ENWAVE 代表取締役/2017年から障害福祉事業所を運営)更新

サービス管理責任者(サビ管)は、個別支援計画の作成や支援内容の管理を担う職種で、事業所に必ず配置が必要です。利用者数に応じて必要な人数が決まり、欠けると減算の対象になります。この記事では、就労継続支援B型と生活介護を例に、必要な人数、常勤の要件、研修の要件、欠けたときの扱いを整理します。研修の受講要件や特例の扱いは、指定権者(都道府県・自治体)の案内で必ず確認してください。

この記事で分かること

  • 利用者数に応じたサービス管理責任者の必要な人数が分かる
  • 常勤の要件と、研修・実務経験の要件の全体像が分かる
  • 退職などで欠けたときの減算と特例の考え方が分かる
WelWorkの実画面架空データによる表示例
WelWorkの人員配置・常勤換算チェッカー。平均利用者数65人でサービス管理責任者が2人必要と表示された例

平均利用者数が60人を超えると、サービス管理責任者の必要数が2人になります。配置が1人のため不足と表示されている例です。

2026年9月21日時点の実装を、架空データで表示して撮影しています。 表示や操作できる内容は権限・提供条件により異なります。

画面を拡大する(別タブ)

必要な人数は利用者数で決まる

サービス管理責任者の必要な人数は、利用者数が60人以下なら1人以上、61人以上は、60人を超える部分について40人またはその端数を増すごとに1人を加えた数です。ここでいう利用者数は、人員配置と同じく原則として前年度の平均値を使います。

必要な人数のうち1人以上は常勤である必要があります。多機能型の事業所では、複数のサービスの利用者数を合計して必要な人数を出す扱いがあるため、サービスごとではなく事業所全体で確認します。

利用者数とサービス管理責任者の必要な人数
平均利用者数必要な人数考え方
60人以下1人以上うち1人以上は常勤
61人〜100人2人以上60人を超える40人ごとに1人を加える
101人〜140人3人以上端数も1人として数える

直接支援の常勤換算とは別に数える

サービス管理責任者として働く時間は、職業指導員や生活支援員などの直接支援の常勤換算には入れません。同じ人が生活支援員を兼ねる場合は、勤務表の上でそれぞれの業務に就く時間を分けて位置づけ、直接支援として位置づけた時間だけを常勤換算に入れます。

兼務のしかたによっては、サービス管理責任者の業務に支障がないかも確認されます。管理者との兼務も含め、兼務の範囲と時間の分け方は、指定権者の資料で確認してください。

実務経験と研修の要件

サービス管理責任者になるには、障害者の保健・医療・福祉・就労・教育の分野での相談支援業務や直接支援業務の実務経験(資格や業務の種類により3年から8年)が必要です。そのうえで、サービス管理責任者等基礎研修と相談支援従事者初任者研修(講義の一部)を修了し、基礎研修の修了後に原則2年以上の実務(OJT)を経て、実践研修を修了します。

一定の条件を満たす場合は、OJTの期間を6か月以上に短縮できる特例があり、指定権者への届出が必要です。実践研修の修了後は、5年ごとに更新研修を修了して資格を維持します。研修の修了証や実務経験の証明書は、運営指導で確認されることがあるため、写しと原本の保管場所を決めておきます。

  • 実務経験の年数と、証明書を出してもらう先を確認した
  • 基礎研修・実践研修の修了日と、次の更新研修の期限を記録した
  • 修了証の写しを事業所で保管した

欠けたときの減算と特例

サービス管理責任者が必要な人数に足りなくなった場合は、翌々月から解消した月まで、所定単位数の70%で算定するサービス管理責任者欠如減算となります。翌月の末日までに配置すれば減算になりません。減算が5か月以上続く場合は、5か月目から50%になります。

急な退職や病気など、やむを得ない事由で欠けた場合は、指定権者が認めれば、一定の期間内に要件を満たす人を配置することを条件に、配置の猶予を受けられる特例があります。認められる条件や期間、必要な届出は指定権者によって異なるため、欠けることが分かった時点で早めに相談してください。サービス管理責任者がいない間は、個別支援計画の作成や見直しが滞り、別の減算が重なるおそれもあります。

日頃から確認しておくことと、計算ツール

利用者数が増えて60人を超えそうなとき、サービス管理責任者が1人しかいないとき、更新研修の期限が近いときは、早めに体制を検討します。後任の候補者が基礎研修を修了しているかどうかで、欠けたときにとれる対応が変わります。

登録なしで使える「人員配置・常勤換算チェッカー」では、平均利用者数とサービス管理責任者の人数を入れると、必要な人数との差が分かります。WelWorkでは職員ごとに資格・研修と有効期限を登録でき、期限が近いものを一覧で確認できます。登録した資格は勤務形態一覧表の下書きの資格欄にも反映されますが、提出前に職員が内容を確認してください。

人員配置・常勤換算チェッカーを使う

実務で使う確認リスト

  • 平均利用者数から、サービス管理責任者の必要な人数を確認した
  • うち1人以上が常勤であることを確認した
  • 研修の修了日と更新研修の期限を記録した
  • 欠けたときの後任候補と、指定権者への相談先を確認した

よくある質問

利用者数が60人ちょうどなら、サービス管理責任者は1人でよいですか?
60人以下なので1人以上で足ります。61人以上になると2人以上が必要です。利用者数は原則として前年度の平均値で見るため、年度が替わるときに確認してください。
サービス管理責任者が生活支援員を兼ねてもよいですか?
兼務の扱いは業務に支障がないことなどが前提で、指定権者によって運用が異なります。兼ねる場合も、サービス管理責任者として働く時間は直接支援の常勤換算に入れません。
サービス管理責任者が急に退職したら、すぐに減算になりますか?
翌月の末日までに要件を満たす人を配置すれば減算になりません。間に合わない場合は翌々月から減算です。やむを得ない事由による特例もあるため、早めに指定権者へ相談してください。

参考資料

この記事と画面について

WelWorkの実装を確認して編集しています。画面・記載例の人物や記録は架空で、利用実績や効果を示すものではありません。制度上の要件や手続きは、事業所に適用される指定権者の最新の案内をご確認ください。

この記事の監修

北村陽朗株式会社ENWAVE 代表取締役

2017年から障害福祉事業所を運営し、記録・会議・行政への提出物・人員配置の確認に追われてきた経験をもとに、WelWorkを開発しています。

次の業務につながるガイド