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多機能型の配置を確認する

多機能型の人員配置|サービスごとに基準を満たす考え方

制作・更新:株式会社ENWAVE監修:北村陽朗(株式会社ENWAVE 代表取締役/2017年から障害福祉事業所を運営)更新

多機能型事業所は、就労継続支援B型と生活介護のように、複数のサービスを一体的に行う事業所です。職員を複数のサービスで兼ねられる一方で、人員配置の基準はサービスごとに満たす必要があり、数え方を間違えやすいところです。この記事では、サービスごとの基準の考え方、職員の勤務時間の分け方、サービス管理責任者の人数を整理します。多機能型には従業者の員数の特例もあるため、最終的な扱いは指定権者に確認してください。

この記事で分かること

  • サービスごとに人員配置の基準を満たす考え方が分かる
  • 兼務の職員の勤務時間を、サービスごとに分けて数える方法が分かる
  • サービス管理責任者を利用者数の合計で数える考え方が分かる
WelWorkの実画面架空データによる表示例
WelWorkの多機能型の配置確認。就労継続支援B型と生活介護のサービスごとの判定と、サービス管理責任者の合計での判定

多機能型の配置確認(架空の事業所)。B型は充足、生活介護は直接支援の職員が不足。サービス管理責任者は両サービスの利用者の合計で判定しています。

2026年9月21日時点の実装を、架空データで表示して撮影しています。 表示や操作できる内容は権限・提供条件により異なります。

画面を拡大する(別タブ)

基準はサービスごとに満たす

多機能型でも、人員配置の基準はサービスごとに確認します。就労継続支援B型なら職業指導員と生活支援員の総数が平均利用者数÷10(届け出た算定区分があればその比率)、生活介護なら平均障害支援区分で決まる比率で割った数以上が必要です。

そのため、まず利用者がどのサービスを利用しているかをはっきりさせ、サービスごとに平均利用者数を出します。所属が決まっていない利用者がいると、どのサービスの平均利用者数にも入らず、必要な職員数を正しく出せません。

兼務の職員は、勤務時間をサービスごとに分ける

職員は複数のサービスに従事できますが、同じ勤務時間を2つのサービスに重ねて数えることはできません。たとえば週40時間の生活支援員が、B型に24時間、生活介護に16時間従事するなら、B型に0.6、生活介護に0.4として数えます。

分け方は、勤務表の上でそれぞれのサービスに就く時間をはっきりさせておくことが前提です。割合で分ける場合も、実際の勤務の実態と合っているかを説明できるようにしておきます。

兼務の職員の数え方の例(常勤の所定:週40時間)
職員B型に従事生活介護に従事常勤換算
生活支援員Aさん24時間16時間B型0.6・生活介護0.4
職業指導員Bさん40時間0時間B型1.0
看護職員Cさん0時間20時間生活介護0.5

サービス管理責任者は利用者数の合計で数える

多機能型では、サービス管理責任者の必要な人数を、各サービスの利用者数の合計で判断します。合計が60人以下なら1人以上、61人以上は40人またはその端数を増すごとに1人を加えます。サービスごとに1人ずつ置く必要はありません。

管理者も、一体的に運営している場合は兼ねられることが一般的です。兼務の範囲や、多機能型に認められている従業者の員数の特例は、事業所の定員や構成によって扱いが変わるため、指定権者の資料で確認してください。

よくある誤りと確認の手順

多機能型で起こりやすいのは、サービスごとに見れば足りていないのに、事業所全体の職員数だけを見て足りていると思い込むことです。サービスごとの必要数と、サービスごとに分けた常勤換算を並べて確認します。

  • 利用者ごとに、利用しているサービスを決めた
  • サービスごとに平均利用者数を出した
  • 兼務の職員の時間を、サービスごとに重ならないように分けた
  • サービス管理責任者の人数を、利用者数の合計で確認した

WelWorkで確認する

WelWorkでは、利用者ごとに利用するサービスを、職員ごとにサービスへ従事する割合を設定すると、サービスごとの平均利用者数と常勤換算を出し、基準を満たすかを並べて表示します。サービス管理責任者は利用者数の合計で判定します。按分が設定されていない職員は、推測で割り振らずに「要確認」として表示します。

勤務形態一覧表の下書きも、サービスごとに分けた数で出力できます。表示は計算の結果であり、基準を満たすかの最終判断は指定権者の確認が必要です。単一のサービスの計算は、登録なしで使える人員配置・常勤換算チェッカーでも確かめられます。

人員配置・常勤換算チェッカーを使う

実務で使う確認リスト

  • 利用者の所属するサービスを決めた
  • サービスごとに平均利用者数と必要な常勤換算を出した
  • 兼務の職員の時間を重ならないように分けた
  • サビ管の人数を利用者数の合計で確認した

よくある質問

多機能型では、サービス管理責任者をサービスごとに置く必要がありますか?
必要な人数は、各サービスの利用者数の合計で判断します。合計が60人以下なら1人以上で、サービスごとに1人ずつ置く必要はありません。扱いは指定権者に確認してください。
兼務の職員の時間は、どのように分ければよいですか?
勤務表の上で、それぞれのサービスに就く時間をはっきりさせて分けます。同じ時間を2つのサービスに重ねて数えることはできません。割合で分ける場合も実態と合っていることが前提です。
事業所全体の職員数が足りていれば問題ありませんか?
多機能型でも、基準はサービスごとに満たす必要があります。全体では足りていても、あるサービスだけ不足していることがあるため、サービスごとに確認してください。

参考資料

この記事と画面について

WelWorkの実装を確認して編集しています。画面・記載例の人物や記録は架空で、利用実績や効果を示すものではありません。制度上の要件や手続きは、事業所に適用される指定権者の最新の案内をご確認ください。

この記事の監修

北村陽朗株式会社ENWAVE 代表取締役

2017年から障害福祉事業所を運営し、記録・会議・行政への提出物・人員配置の確認に追われてきた経験をもとに、WelWorkを開発しています。

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